中国山東省にある青島駅。
開業当時、ドイツ帝国の租借地だった名残で
街の景観に合わせつつ荘厳で立派な駅舎となっている。
頭端駅であることも相まって
旅の始まりと終わりを感じることが出来る。
最近は日本でも老朽化や高架化によって、
新しい駅舎が誕生しているが、
どこか似通っていて、
その駅らしさやひと目でわからなくなってしまっている。
同じような色使いに同じような改札・ホーム。
どこへ行っても同じというのは使い勝手がいいが、
親しみもなくなるし、旅の趣もなくなってしまう。
周囲と景色と駅舎だけでも一見の価値がある
景観づくりをしてほしいと切に願う。