【一日一鉄】旧国名と別称は駅名の常 2021年11月18日

一畑電車北松江線雲州平田駅の駅名標

駅名には所在地などの地名が使われるが
どうしても同じような地名が存在するため
旧国名などが使われる。

 

近江塩津行き新快速の側面方向幕

近江を冠する塩津駅

一畑電車の雲州平田駅は
出雲国の別称「雲州」を関しているが
「出雲平田」ではない。


出雲平田だと出雲国なのか隣の出雲市なのか
わかりにくくなってしまうからだろう。
平田という比較的使われやすい地名ならではだ。


実は開業時に雲州平田駅と名乗っていたが
のちに平田駅に改称。

所在地の平田市が出雲市と合併し
新生出雲市となることから
雲州平田駅に戻された経緯がある。

歴史や地理に興味がない人には
雲州の意味がわからないかも知れないが

長年使われてきた国名が
まだまだ使われていることも
日本の歴史を象徴している。