【一日一鉄】経営はかなり厳しいのに新車導入 2021年10月7日

長良川鉄道初期車のナガラ1形

もともと経営難なところに
コロナ禍も追い打ちをかけている中、

長良川鉄道に新車導入というニュースが流れた。

【長良川鉄道に新型気動車、国鉄 急行おくみの塗色で2022年4月登場】


国鉄越美南線時代の急行「おくみの」を踏襲したデザインになるそうで

糸魚川駅に展示してある車両の逆パターンに近い。

糸魚川駅に展示してあるキハ52形

新車両の導入費は約2億円だそうだが
国や県の補助金に加えて
クラウドファンディングを活用するそうだ。

以前、観光列車ながらを導入するための改造費も
クラウドファンディングで募集していたほどだ。

観光列車やファン層に人気のある車両デザインにするなど
沿線外からの集客を目論んでいるようだが、

沿線住民の利用促進は全く手をつけられていない印象だ。

以前から運行頻度が低いから利用しない、利用が少ないから頻度を下げるなど
負のスパイラルに入っている状態でもある。

車社会である岐阜県内では
非常に難しい問題でもあるが
外部客ばかりに頼っていては
ジリ貧の解消には至らない。