基本的に一つの路線は一体か分割して運用されるが、
区間ごとの利用客差が激しい路線もある。
そのひとつが因美線。
鳥取から津山のうち、
鳥取〜智頭は智頭急行に乗り入れる特急があるため、
利用客が非常に多い重要区間。
津山〜美作加茂・美作河井は数は少ないとはいえ、
岡山県内の移動需要がある。
そして圧倒的に少ないのが、
美作河井〜智頭間。
18きっぷの期間でも片手で数えられるくらいの乗客しかいない。
通学で越県することも少なく、移動は専ら車となっている。
全てを乗るとこの極端な差が建設当時の思惑と違うことがわかる。
さらに急な谷間を走るため、25キロ制限も多く
距離の割に時間が掛かることも。
とはいえ運行本数も少ないのに
キレイに整備されているのも意外な点。
芸備線や旧三江線など線路間に草が生え放題だった。
(整備直後の可能性あり)
そんな山陰と山陽をつなぐ路線の一つ因美線。
ここは冬の降雪時に来ると景色が一変するので
ぜひ訪れたい時期だ。