【一日一鉄】いくつもの刻を越えて作られたトンネルたち 2021年12月8日

東海道本線の「ねじりまんぽ」

明治からはじまり
日本の大動脈を担う東海道本線。

新しい路線にはない歴史の積み重ねが
多く残っている路線だ。

そんな時代の変遷を強く感じられる場所が大垣にある。


大垣駅と穂積駅の間にある築堤には
数本のトンネルが掘られているが
その代表的なものが

「ねじりまんぽ」だ。

東海道本線の「ねじりまんぽ」


線路に対して斜め方向のトンネルに採用された明治時代の製法で
不思議な感覚に陥るトンネルだ。

それだけに留まらないのがここで、

となりには通常のレンガ積みトンネルがあり
しかもトンネルの途中でレンガからコンクリートに変わるおまけ付き。

築堤が橋の架替えによって増築されたことを
証明する作りとなっている。

列車に乗っているとあっという間に過ぎ去ってしまうが
その足元を支える堤は
積み重なった歴史が支えている。