今や鉄道車両には無くてはならない冷暖房。
体温より暑くなる夏や
氷点下の冬には健康面を考えても必須の設備だ。
しかし鉄道車両は同時の多くの人が乗り降りするため
ドアが複数ついており
停車時に開けたままにしておくのは
効率的ではない。
そのために導入されているのが半自動ドア。
駅停車時には車掌・運転士がドア扱いしロックを解除。
ドア自体は開かず、乗客がドアを開閉するシステムだ。
JR西日本の非電化閑散路線のエース、
キハ120形にも半自動システムが搭載されているが
なんと非改善車はドアスイッチがない。
この場合は折戸を手で押して
まさしく「手動」で開閉する必要がある。
知らないとドアを開けられないうえに
誤って手を挟んでしまうことにも…
改善工事は2021年度までに完了予定で
手動ドアはもうすでに絶滅してしまっているかもしれない。