鉄道とバスは相互補完的役割でもあれば
競争相手でもある。
特に中国地方では
鉄道と高速バスがしのぎを削っている区間がある。
岡山と出雲市を結ぶ特急「やくも」と
高速バス「ももたろうエクスプレス」は
陰陽連絡線として競合している。
やくもが約3時間10分で自由席だと6160円なのに対して、
ももたろうエクスプレスは約4時間で通常4400円。
(各種割引もあり)
単純に岡山に行くのならバスでも構わないが、
新幹線へと乗り継ぐなら列車が便利だ。
このように競争しつつ棲み分けが出来ているが、
非常時には助っ人になる。
伯備線を通るやくもが災害などで運休になると
バスを増便して需要に対応したりするのだ。
もし米子自動車道が通行止めになれば
やくもも増結して対応してくるだろう。
お互い持ちつ持たれつ。
そんな関係を保っている。