【一日一鉄】キハ187系は速いけど… 2019年7月16日

キハ187系の断面 松江駅

山陰の鳥取・島根と、岡山と鳥取を結ぶ特急に投入されているキハ187系気動車。

コマツ製の強力エンジン(450ps/2100rpm)が
1両に2基搭載されるなど高い加速性能を持っており、
振り子機能も相まって中国地方を爆走している。


そんな早さが売りのキハ187系の乗り心地というと…

「正直ツライ」

座席は他の特急列車にも使用されているので問題ないです。

まずは音!
強力エンジンを積んでいるため、その爆音が車内まで響く響く。
あまり防音を意識していないのか、コスト削減のせいなのか、
音鉄には嬉しい仕様となっています(涙)。

そして何よりツライのが揺れ!
あの「はくも」や「げろしお」で有名な381系よりは改善されているものの、
制御付自然振り子方式による揺れは、普段乗り物酔いをしない人でも酔わすぐらい強力。

走っているどの路線もカーブが多く、
初心者にはツライ仕様となっている。

ツライツライとはいえ、
山陰地方にとっては主力の特急で東西連絡の要であるには変わりない。

これをうまく乗りこなしてこそ、山陰民になることができる?