スマートフォンの普及により
急速に進みつつあるチケットレス化。
以前は交通系ICカードの登場により
大都市の近距離きっぷが減ってはいたが、
まだまだきっぷが全盛だっただけに
この急速な変化は非常に大きい。
とはいえやはり便利なのは
紙の切符。
近距離から長距離、往復に連続
途中下車など多くの用途に対応できる。
日本の鉄道は
長い歴史があるだけに
きっぷのルールも非常に複雑で
チケットレスでは対応できない事も多々ある。
それに旅の記憶という部分では
圧倒的に紙の切符の方が強い。
デジタルでも記録しておけるが
紙の切符のよたれ具合、スタンプの色など
見るだけで旅の記憶が蘇ってくる。
中国や韓国ではチケットレスが進んでいるというが、
乗継ぎや乗り換えがほぼ考慮されず、
乗車駅と下車駅を直通する列車しか指定できない(一部除く)
単純なシステムだからこそだ。
日本のように複数の鉄道会社が入り乱れることもないため
一様に比較は出来ない。
もちろん、鉄道会社の効率化として
チケットレスは進めていくべきだし
もっと広がり普及していくだろう。
紙とレスとのバランスがどうなっていくのか
注目されていくところだ。