【一日一鉄】まるで登山道のような取り付け道路 2021年10月11日

餘部駅と旧国道をつなぐ歩道

鉄道の駅というと
道路に面していることが多い。

地下鉄などの出入り口は
直接歩道に出たりするなど利便性が考えられている。

地方だと幹線から少し離れたところにあって
ロータリーや取り付け道路があったりすることも多い。

美濃太田駅駅舎北口

駅前ロータリーがある美濃太田駅

そんななかここ餘部駅は
山の中腹に駅があるという特性上
主要道路からは登山道のような歩道を歩いて来る必要がある。

これは西にある桃観峠を越えるために
線路を高い位置に持ってきていることが原因で
当時の土木技術的に仕方がないこと。

逆に開通時には駅がなかったので
請願によって設置された経緯もある。

 

とはいえ、今は橋梁にエレベーターが設置されているため
この歩道を通って駅に来る人は殆どいない。

そもそも餘部駅は地元利用が少なく
観光目的の下車か、自家用車での訪問が多いほど。

せっかく整備が行き届いた道路なのだから
エレベーターを使わずに歩道で駅に訪問したいところだ。