鉄道の駅というと
道路に面していることが多い。
地下鉄などの出入り口は
直接歩道に出たりするなど利便性が考えられている。
地方だと幹線から少し離れたところにあって
ロータリーや取り付け道路があったりすることも多い。
そんななかここ餘部駅は
山の中腹に駅があるという特性上
主要道路からは登山道のような歩道を歩いて来る必要がある。
これは西にある桃観峠を越えるために
線路を高い位置に持ってきていることが原因で
当時の土木技術的に仕方がないこと。
逆に開通時には駅がなかったので
請願によって設置された経緯もある。
とはいえ、今は橋梁にエレベーターが設置されているため
この歩道を通って駅に来る人は殆どいない。
そもそも餘部駅は地元利用が少なく
観光目的の下車か、自家用車での訪問が多いほど。
せっかく整備が行き届いた道路なのだから
エレベーターを使わずに歩道で駅に訪問したいところだ。