【一日一鉄】東海と関西、紀伊を結んだ亀山駅 2021年6月19日

長いホームと屋根が残る亀山駅

かつての鉄道の要衝が
時代の変化によって立ち位置が変わってくることは
非常に多い。

関西本線の亀山駅もそのひとつで、
所属する関西本線と起点でもある紀勢本線の接続駅で

かつては名古屋と大阪、京都、伊勢、南紀、和歌山など
多くの都市を結ぶ列車が走っていた。

しかし、経路や配線の問題、モータリゼーションや
安くて早い近鉄にも押され
1984年を最後に特急列車が消滅
2006年には急行かすがの廃止で優等列車は全て消滅してしまった。

今ではローカル輸送に特化しているが
駅構内は賑わっていた時代を色濃く残しており
長いホームや車両基地跡など非常に広くなっている。

列車同士の接続時間は短いが
あえて遅らせてもじっくり巡っておきたい駅の一つだ。