かつての鉄道の要衝が
時代の変化によって立ち位置が変わってくることは
非常に多い。
関西本線の亀山駅もそのひとつで、
所属する関西本線と起点でもある紀勢本線の接続駅で
かつては名古屋と大阪、京都、伊勢、南紀、和歌山など
多くの都市を結ぶ列車が走っていた。
しかし、経路や配線の問題、モータリゼーションや
安くて早い近鉄にも押され
1984年を最後に特急列車が消滅
2006年には急行かすがの廃止で優等列車は全て消滅してしまった。
今ではローカル輸送に特化しているが
駅構内は賑わっていた時代を色濃く残しており
長いホームや車両基地跡など非常に広くなっている。
列車同士の接続時間は短いが
あえて遅らせてもじっくり巡っておきたい駅の一つだ。