名阪こと名古屋と大阪は
複数の経路で結ばれているが
鉄道の場合は東海道本線と東海道新幹線が主だ。
特に東海道新幹線は乗り換え無しで移動できる。
逆に最長経路として名高くなった「紀勢本線」は
移動というより旅としても毛色が強い。
リアス式海岸を延々と走るさまは
ここ紀勢本線でしか味わえない風景だ。
そんな紀勢本線で名古屋にも大阪にも1本で行ける
最南端の駅が「紀伊勝浦駅」である。
路線の所属はJR西日本で
特急くろしおが運行されており、
さらにJR東海のワイドビュー南紀が社境を越えて乗り入れている。
東西どちらにも行ける稀有な駅となっているのだ。
紀伊勝浦から名古屋まで約3時間45分、
新大阪までは約4時間。
名阪間の新幹線が約50分なのを考えると
半島として日本最大である紀伊半島を物語る長さだ。
是非一度は紀伊勝浦→紀伊勝浦の一筆書きに乗ってみたい。