一企業の建物でありながら
非常に公共性の高い「駅」。
そんな駅には
普段は目につかないような
小さな記録も残っている。
松江駅の現駅舎は昭和52年から
使われており山陰本線の高架駅としては
長い歴史を持っている。
そんな松江駅の北口には
ある災害の記録がある。
壁の一番下
地面スレスレのところにあるのは
「昭和47年7月 相当水位(標高2.5m)」。
これは昭和47年7月豪雨の際に
この高さまで水が来たという記録。
標高は低いが
湖畔にある松江市やその周辺にとっては大変な数値。
当時まだ高架駅でなかった松江駅も
相当な被害を受けたであろう。
普段何気なく
利用している駅にも
過去の記録が刻まれているかもしれない。