JRの主要幹線の中でも
険しい部類に入る中央本線。
中山道と甲州街道に沿って走っているため
険しい谷や勾配が待ち受けている。
そんな中央本線の中津川駅は
数ある拠点駅の一つで、
ここから塩尻方面が木曽路になる。
名古屋方面から来れば
難所の訪れ、
木曽方面から来れば、
難所の終わり、
まさしく分岐点となっている駅だ。
それを象徴するかのように
中津川駅の塩尻方面は
上下線が離れており、
右側の上り線と、左側の下り線と折り返し線が
まるで別路線が分岐しているかのような配線になっている。
今では電車導入で難所の運行に支障はないが、
普通列車ではロングシート車両も運用されるため
18きっぷ利用者には
中津川〜塩尻は修行の区間ともなっている。
中津川を越え木曽路に入る時は、
難所に耐えられるよう身構えておくのが
修行をうまく乗り切れる鍵となっている。