いつ廃線になってもおかしくないと言われているJR西日本の木次線。
広島県の中国山地奥地から島根県の宍道湖沿岸までをつなぐ路線だ。
この木次線の数ある特徴の一つが、急勾配。
スイッチバック駅である出雲坂根と
JR西日本で一番高度の高い(727m)三井野原を結ぶ区間は、
急な谷になっており、その山裾を沿うように線路が敷かれている。
自動車用の国道は「おろちループ」と呼ばれ、
有名なところにまでなっているほどだ。
写真は三井野原から出雲坂根へ向かう車両から、
後方を見ている。
この谷の下、橋の向こう側あたりに出雲坂根駅がある。
壮大な景色に忘れそうになってしまうが、
この急勾配を”鉄道”で運行できるのは凄いというほかない。
写真やテレビでは伝わらない力がある。
ぜひ何度も訪れたい鉄道秘境だ。