中国地方をはじめとした
JR西日本管内の非電化地方交通線で活躍しているのがキハ120形。
国鉄時代から引き継いだキハ40形などの後継機として
平成初期から投入されている。
今やローカル線の顔と言ってもよいぐらい。
そんな彼らはやっぱり一癖も二癖もあって・・・
何より一番困ったのはトイレが無かったこと。
無人駅の多い閑散路線を長時間走るのに、トイレがないのは痛かった。
今では全ての車両にトイレがつけられたものの、
改造のため通路が狭くなっていたり、設置側は死角が多いなど、
残念な面も目立っている。
それに加えてロングシートのみの車両が当たった日には、
首の疲れも覚悟しなければならない。
製造から時間が経ち、改善工事も行われ始めているが、
じっくりと進んでいるため2両編成の前後で仕様が違うということもある。
一方は改善でドアスイッチがあるが、一方は無かったり。
無ければ手動なので、初めて見る人には開閉も難しい…
そんなキハ120形。これからまだまだ長い間使われることになるだろう。
その時はキハ40のように誰もが引退を悲しむ、そんな車両になってほしい。