【一日一鉄】三セクなのに自由に連結できない? 2022年3月3日

大垣駅で出発を待つ樽見鉄道樽見線

運転士ひとりで
大量の乗客を運べる鉄道輸送。

通勤通学などのピークタイムには
車両を増結して対応する会社が多い。

そのため新しい車両を作っても
従来の車両と連結できるようにして
運用に幅を持たせる。

岐阜県の大垣から発車する樽見鉄道は
西濃地域を南北に縦断する路線で、

沿線に学校があるうえに
大垣・岐阜・名古屋方面への需要にも対応している。

そのため増解結は必須なのだが、
ハイモ330-700形は
従来の車両とは違うブレーキのため
連結運転ができないそうだ。

同じ車種は3両あるものの、
他とは別で使用しなければならないため
運用の面では制約があるだろう。

それでも充分というところに
樽見鉄道の危機的状況も見えてくるが‥

次の新車導入の際は
そのあたりも考慮すると
運用担当の負担が減りそうだ。