運転士ひとりで
大量の乗客を運べる鉄道輸送。
通勤通学などのピークタイムには
車両を増結して対応する会社が多い。
そのため新しい車両を作っても
従来の車両と連結できるようにして
運用に幅を持たせる。
岐阜県の大垣から発車する樽見鉄道は
西濃地域を南北に縦断する路線で、
沿線に学校があるうえに
大垣・岐阜・名古屋方面への需要にも対応している。
そのため増解結は必須なのだが、
ハイモ330-700形は
従来の車両とは違うブレーキのため
連結運転ができないそうだ。
同じ車種は3両あるものの、
他とは別で使用しなければならないため
運用の面では制約があるだろう。
それでも充分というところに
樽見鉄道の危機的状況も見えてくるが‥
次の新車導入の際は
そのあたりも考慮すると
運用担当の負担が減りそうだ。