鉄道車両を留置したり
点検、改修、修繕を行ったりする車両基地。
鉄道を運行する上で重要な拠点となるが
路線の運行縮小や蒸気機関からディーゼルへの置き換え、
または電化によって大きな変化を迎えることもある。
場所によっては都市の中心部にあり
移設することで都市開発を行うケースも有る。
そんな車両基地のうち
統合で廃止になったのが伊勢車両区。
参宮線開業以来の歴史がある車両基地ではあるが、
気動車の点検体制の見直しから
2016年3月で廃止。
名古屋車両区と美濃太田車両区に統合された。
しかし廃止後も当面の間、夜間停泊などで利用されている。
伊勢車両区は伊勢市駅に併設され、
基地を挟んで近鉄山田線の伊勢市駅もあるなど
重要な場所に位置しているが
今後どうなるのかは
明かされていない。
廃止なのにどっちつかずの
悲しい車両基地跡だ。