島根県の県庁所在地で
山陰地方中部での中心都市、松江。
通る山陰本線は全ての列車が停車する主要駅だが、
運用上の拠点駅は米子駅と出雲市駅に譲っている。
そんな松江駅で最大の需要を誇る列車が
岡山と山陰を結ぶ「やくも」。
コロナ禍になる前は毎時1本は運行されており
新幹線と合わせて長距離輸送を担っている。
そんなやくもだが、
松江駅で上下のやくもが行き違う事は意外と少ない。
昨今はほとんど上下の時間はズレており
ダイヤに乱れがある時以外はほぼ別々だ。
これは松江近郊での行き違いを複線区間で行うことで
お互いの停車時間を減らしているためだと考えられる。
このようなダイヤ設定を見る度に
日本の鉄道の正確性や信号技術の高さを強く感じられる。