新幹線といえば車両の前後にドアがある。
という常識に囚われないのが500系。
中間車は両端にドアがあるが
先頭車両が細長い特殊な形状をしているため
乗客用のドアがない。
登場した当初は
この特殊仕様のため
ホームで間違えて並んでしまったり、
降りる際にドアがない方に行ってしまったりと
戸惑う人が多かったそうだ。
今では先頭車両の全ての座席テーブルに
出口案内が貼り付けてあるが、
習慣とは恐ろしいもので
ドアのない運転席方面に行く人がいるほどだ。
運転性能や座席数、
普通車の窓側座席の狭さなど
他の新幹線列車にはない仕様を持つ500系新幹線。
山陽新幹線でこだまとして運用されていても
その人気はまだまだ根強い。