島根県出雲地方を南北に貫く木次線。
非常に利用者が少ない閑散路線として有名で、
いつも廃線の危機にさらされてきた。

その利用促進を図るために
運行されてきた「奥出雲おろち号」。
三段式スイッチバックがある出雲坂根駅など
風光明媚な風景の中を
窓のないトロッコ列車で走れるのが売りだ。
しかし使用されている車両は
どれも国鉄車両で経年劣化が進み
部品の確保が難しくなるなど
風前の灯火だった。
そしてこの度、運行を終了する方針であると
発表された。
JR西 おろち号23年終了 木次線 老朽化で方針利用促進に影響
運行終了が完全に決まったわけではないが
終了する可能性が高くなったのは事実だ。
これに伴って木次線も危うくなるので
沿線自治体は気が気でないだろう。
非沿線民としては
利用したいところだが、
このご時世では難しい限りだ。