【一日一鉄】線路規模に見合わぬ橋は、昔の名残 2021年2月9日

列車内から見る犬山橋

名鉄犬山線にかかる大きな橋梁「犬山橋」。

複線の路線にも関わらず
横幅も大きく

まるで複々線を想定して作られているようだが、
実際は鉄道道路併用橋だった頃の名残。

かつては複線の両脇を道路が通っており、
路面電車と同様に名鉄の列車が走っていた。

今でも木曽川を越える橋は少ないが、
その一つが共用だったと思うと
車からも鉄道からもデメリットが大きすぎた。

とはいえ共用でなくなったのは
さほど古いわけでなく
20世紀ギリギリの2000年。

今でも橋から線路を見る人は絶えず
人気のある橋梁の一つだ。