とんがった鼻に細長い目。
その特徴的な面影から、たくさんの人に愛された100系新幹線。
昭和から平成にかけて日本の大動脈を走り続け、
晩年は山陽新幹線で短くなり、こだまとして地域間輸送を担ってくれた。
特にこのJR西日本仕様の短編成はよく利用した列車で、
岡山から新大阪の区間で一番お世話になった新幹線だ。
この編成は座席も換装され、元グリーン車のシートへと変更されていたので、
自由席なのに豪華な気分が味わえた。
しかも、こだまなので時間もゆったり。駅に停まって通過待ちをしても繰り返す。
新幹線なのに、急がない。そんなのんびりな列車だった。
残念ながら引退するときも0系新幹線より寂しい形となったが、
日本の新幹線を語るには無くてはならない存在。
2代目は功績が大きくても、初代と3代目に負けてしまうのが、
世の常なのか・・・