【一日一鉄】ついに来た…おろち号の運行終了へ 2021年5月27日

出雲坂根駅からおろちループ方面を望む

島根県出雲地方を南北に貫く木次線。

非常に利用者が少ない閑散路線として有名で、
いつも廃線の危機にさらされてきた。

出雲横田駅を出発し備後落合へ向かうキハ120形気動車

その利用促進を図るために
運行されてきた「奥出雲おろち号」。

三段式スイッチバックがある出雲坂根駅など
風光明媚な風景の中を
窓のないトロッコ列車で走れるのが売りだ。

しかし使用されている車両は
どれも国鉄車両で経年劣化が進み
部品の確保が難しくなるなど
風前の灯火だった。

そしてこの度、運行を終了する方針であると
発表された。

JR西 おろち号23年終了 木次線 老朽化で方針利用促進に影響

運行終了が完全に決まったわけではないが
終了する可能性が高くなったのは事実だ。

これに伴って木次線も危うくなるので
沿線自治体は気が気でないだろう。

非沿線民としては
利用したいところだが、
このご時世では難しい限りだ。