鉄道の線路といえば
同一方向に伸びていくのが一般的だが
わけあって特殊な構造になっている場所もある。
島根県から広島県へ抜ける木次線には
2度折り返す三段式スイッチバックが
出雲坂根駅に存在している。
まるで路線が分岐しているように見えるが
同じ路線の線路だ。
車両性能の向上や、
勾配緩和工事(迂回)などにより
日本全国で減っているため
非常に貴重な場所でもある。
ここを乗車する際は
前面・後面ともに魅力的だが、
備後落合側をおすすめしたい。
出雲坂根駅から一つ上がった場所にある折返しでは
スノーシェルター内に信号があり
この切り替わりを見ることが出来る上に
勾配の差を実感することも出来るからだ。
特に備後落合から来ると
みんな前方に寄るので(宍道側)
人が少ないというメリットもある。
もちろん運転手さんが移動してくるので
邪魔にならないように。