多くの優等列車にはテーブルとポケットをがついている。
たまに冊子が入っている列車などもあるが
基本的にポケットには何も入っていない事が多い。
だが、紀勢本線を走るくろしおには
「津波避難案内」が常備してある。
これはほぼ全線で沿岸を走る紀勢本線ならではの
地震対策といえるだろう。
今後起きるとされる南海地震も想定されている。
ただ、このような案内をしっかりと読んでいる人は少なく
不思議がって見る程度が関の山。
飛行機の緊急時マニュアルと同じような扱いになっていそうだ。
しかし、この案内のちょっといいところは
日本語と英語のみになっていること。
「必要最低限で短く簡潔に済ませること」は
緊急用のものとして必要なことだ。
飛行機などは英語のみなんていうこともザラにある。
いつ事故や地震が起きるかわからないのだから、
前もって準備しておいて損することはない。
その違いが緊急時には大きく出ることになるだろう。