【一日一鉄】ひっそりと掲げられる災害のあと 2020年5月16日

松江駅にひっそりと掲げられた災害記録

一企業の建物でありながら
非常に公共性の高い「駅」。

そんな駅には
普段は目につかないような
小さな記録も残っている。

松江駅の現駅舎は昭和52年から
使われており山陰本線の高架駅としては
長い歴史を持っている。

そんな松江駅の北口には
ある災害の記録がある。

壁の一番下
地面スレスレのところにあるのは

「昭和47年7月 相当水位(標高2.5m)」。

これは昭和47年7月豪雨の際に
この高さまで水が来たという記録。

標高は低いが
湖畔にある松江市やその周辺にとっては大変な数値。

当時まだ高架駅でなかった松江駅も
相当な被害を受けたであろう。

普段何気なく
利用している駅にも
過去の記録が刻まれているかもしれない。