パノラマカーをはじめとした前面展望を持つ特急は、
その車両がグリーン車になっていることが多く、
付加価値サービスとして提供されている。
もちろんそうではない車両も存在し、
名古屋から長野を結ぶ「(ワイドビュー)しなの」も
自由席から前面展望が見える列車の一つだ。
長野側の先頭車はグリーン車で
非貫通のパノラマカーとなっているが、
名古屋側の先頭車両は貫通型で自由席
かつ前面が見えるようになっている。
ただ唯一難点なのは、
乗車口があるため運転席との間に通路があること。
もし満席でデッキに人が溢れた場合は窓越しに
人の姿を見なければならない。
そうでなくても誰かに立たれると前は見えない。
加えて、パノラマカーのように前面窓が傾斜していないがゆえ、
客席側の光が運転席に映り込むため、
夜間やトンネルではカーテンが降ろされることもあるので、
AB側に乗っておくのが無難。
自由席で前面展望を見られるというのは、
なんかお得な感じがして嬉しいもの。
もちろん多くの人がそう思っているらしく、
座席戦争が激しいのもいわずもがな。