【一日一鉄】乗り得で愛称のあった普通列車 2019年8月5日

妙高号 長野駅

朝や夕方などに送り込みとして運行されていたりする特急型車両での普通列車。
乗車券だけで特急車両に乗れるので「乗り得」といえる列車だ。

そんな乗り得列車であり、かつ「普通列車なのに愛称がある」列車があった。

そのひとつが信越本線で運行されていた「妙高号」。
長野から直江津間の信越本線で運行されていた。

妙高号 長野駅

「号」まである幕

なぜ愛称があるのかというと、指定席が連結されていたため。
マルスシステムの都合上、指定席を設定するには列車名が必要となっているから。

座席指定の設定があるライナーに名前があるのもこのため。

日本有数の豪雪地帯を走り、壮大な車窓を楽しめた乗り得列車だったが、
北陸新幹線金沢延伸開業により信越本線の一部が3セクに移管されたため、
廃止になってしまった。

新幹線開業や延伸に大きく左右された列車の一つであるが、
壮大な景色とスイッチバック、乗ってよかったとも言える列車の一つだ。